

イギリスのブージー社のユーフォニアム。ホークスやベッソンと合併する以前の、1897〜1898の間に製造されたものと見られる(Lars Kirmser's Music Trader より)。
ユーフォニアムのヴァルヴシステムとして普及した、ブレイクリーのコンペンセイティングシステム(4ヴァルヴ・セミダブルB/F式)を採用している。長めの抜差管による、ローピッチ仕様。
第2ヴァルヴの抜差管が、シリンダーに対して垂直に伸びている。後のモデルは、現在のようにシリンダーに対して平衡に伸びている。

後の年代の楽器と比較して、彫刻がかなり細かく、豪華だ。
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