

Boosey & Hawkes に合併する以前の、ベッソン製。1911〜1914年頃のモデル(Lars Kirmser's Music Trader より)。
第4ヴァルヴはシングル。第3ヴァルヴを押すことにより、G管になるのだが、補正管を通るセミダブルではなく、別の管に完全に迂回するフルダブルであり、「'Enharmonic Patent' System」と呼ばれてゐる。第1・第2ヴァルヴは、奏者側がB♭管で、客席側がG管である。

1920年代になると、ベッソンも Blaikley の「'Compensating' System」を採用したモデルを製造してゐる。こちら