
エンブレムがなく、製造元や製造年代などの詳細が不明。
同型の樂器に、
・ドイツのマルクノイキルヒェンにあった A.C.Glier の1875年製のもの
・ドイツのレバウにあった樂器商 Carl August Weber (1862 - ? 19c) のエンブレムがついたもの
があることが確認できたので、19世紀後半の、恐らくマルクノイキルヒェンの工房で製造された樂器と推測される。
19世紀前半のC.W.モリッツ製やマルクノイキルヒェン製のテノールテューバに比べると、ベルのフレアが大きい。テューバといふ位置づけか、ホルンといふ位置づけか、分類が難しい。
ベルリン式3ヴァルヴ。
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