フランスの François Sudre は、同じくフランスの Halari (Halary - 1821年、オフィクレイドの特許を取ったメーカー) と合同で、Sudre - Halary 商会として、1877年から金管樂器の製造を開始した。
Sudre と、その師匠である E.Daniel は、音程補正ヴァルヴを開發し、1884年に特許が取られた。これは後に金管樂器の教則本として有名なアーバンの作者、Jean Baptiste Arban の名を取り、「Arban - Compensateur」と名付けられ、1889年には、このヴァルヴを用ゐた金管樂器が製造され始めた。
この樂器にも、その Compensateur ヴァルヴが採用されてゐる。音程補正システムは、第3ヴァルヴを使用時に、第1ヴァルヴを組み合はせた時にのみ、迂回管を通る仕組み。
なほ、1900年には、boulevard Rochechouart 13 に工房を移してをり、この樂器のベルには同住所の刻印があることから、1900年以降、同社が樂器製作を終へるまでの1950年までに製造されたものだと判斷できる。
參考文献
The New Langwill Index
Tony Bingham, 1980 6th edition William Waterhouse
ISBN 0-946113-04-1
參考サイト
Jean-Michel RENARD
http://www.renard-music.com/