2009年08月06日

日本管樂器製造株式会社 - プチット・バス(陸軍)皇紀2603年(1943)

 
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 陸軍に納品されたサクソルンバス。星のマークと「陸軍軍樂隊」の刻印がある。海軍では「ユーホーニオン」「ユーフォニアム」などと呼ばれ、陸軍では「プチバス」「小バス」などと呼ばれてゐたやうである。

 第4ヴァルヴの位置が、第3ヴァルヴの枝管のすぐ裏にあり、操作しやすい。

 なほ、戰時中の畫像を見ると、他にも細部の異なるモデルがあるやうだ。いづれも、フランスのモデルを參考に製造されたのではないかと想像する。當方のコレクションにて、大東亞戰爭中の日管は、少なくとも、2種類のサクソルン・バッセを製造したことが證明された。
 
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日本管樂器製造株式会社 - ユーフォニオン(海軍)皇紀2604年(1944)

 
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 昭和19年に戦時中に海軍に納められたと思はれるサクソルンバス。海軍では「ユーホーニオン」「ユーフォニアム」などと呼ばれ、陸軍では「プチバス」「小バス」などと呼ばれてゐたやうである。

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 「櫻に碇」の刻印がある。管の取り回し方からすると、フランスのF.ベッソンのモデルを參考にしたと思はれる。

 戰利品として、アメリカに持ち去られたものなのか、アメリカのオークションに出品されてゐた。平成16年夏、歸國を果たした。修理すれば使へさうだ。

 「海ゆかば」を吹いてみたが、豊かで朗々とした音色に驚いた。當時の工業技術は相當なものであったことと想像する。

【參考】
 戰前戰中のユーフォニアム その1 海軍
 
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Maker Unknown (Markneukirchen) - Tenortuba, Tenorhorn 19c

 
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 エンブレムがなく、製造元や製造年代などの詳細が不明。

 同型の樂器に、

・ドイツのマルクノイキルヒェンにあった A.C.Glier の1875年製のもの

・ドイツのレバウにあった樂器商 Carl August Weber (1862 - ? 19c) のエンブレムがついたもの

があることが確認できたので、19世紀後半の、恐らくマルクノイキルヒェンの工房で製造された樂器と推測される。

 19世紀前半のC.W.モリッツ製やマルクノイキルヒェン製のテノールテューバに比べると、ベルのフレアが大きい。テューバといふ位置づけか、ホルンといふ位置づけか、分類が難しい。

 ベルリン式3ヴァルヴ。
 
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Leopold Uhlmann - Baßflügelhorn, Tenorhorn 1806-1878

 
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 ウィンナヴァルヴのウィンナホルンや、數々の金管楽器の發明で有名な、ウールマン製の樂器。ウィーンでは、テノールホルンといふ言ひ方よりも、バスフリューゲルホルンといふ言ひ方が多いので、この樂器もバスフリューゲルホルンとした方が良いのかも知れない。

  エンブレムの畫像(ウィンナホルンに詳しい方なら、年代が特定出來るかも知れない)
  uhlmann02.jpg
 
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Ackermann & Lesser - Tenorhorn, Baßflügelhorn 1880-1945

 
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 ドレスデンの樂器工房 Ackermann & Lesser (1880-1945) のテノールホルン(バスフリューゲルホルン)。詳しいことはまだ判らないが、工房の存在した時期を考へると、19世紀末頃から20世紀前半の樂器のやうだ。F.ゾンマーのゾンメロフォン(ユーフォニアムの元祖と言はれる)の形によく似てゐる。

  ゾンマーのゾンメロフォン
  ゾンメロフォン
 
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